毎日こしたみんさん生活

思っていることを書き連ねてます。もろもろはご自由にどうぞ。

1か月でかっこいい車の車検手続きから廃車手続きまでした話

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みなさんこんにちは。こっしーです。

 

この記事は第二のklis Advent Calendar 2019 - Adventar17日目の記事です。初めてのAdvent Calenderなのに思いっきり遅刻ですね、ごめんなさい。

多分klisの文字列はこれ以降現れません。だって1回でも出てくればいいって書いてあったんだもん。

 

 

 

車購入から車検通すまで

買った車紹介

さて、つい2か月ほど前に念願だった自動車を購入しました。その名も..................

ホンダ インテグラ LA-DC5(前期)

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インテグラ TYPE R

かっこいいね!!!

この車、通常のノーマルモデルとスポーティなモデルであるTYPE Rの2種類が設定されています。画像はTYPE Rの方です。

ノーマルモデルとTYPE Rの大きな違いはエンジン性能で、TYPE Rの方がまーパワーがあるらしい。買ったのはノーマルモデルの方ですが十分にパワーのある車でした。ノーマルモデルとRとで外装に大きな差はありません。僕が買ったやつはリアウイングはついてませんでしたけどね。

 

詳しい購入先はナイショなんですが、インターネットを彷徨ううちにたどりついたとあるサイトです。きっとみんなも名前は知ってるはず。

価格は車両本体が10万円しないくらいです。走行距離は2万キロほど。15年くらい前の年式なのになぜその走行距離なのかは謎ですが、点検簿ついてるし実走行だろうと踏んで買いました*1。ちなみに予備検はついてましたが車検はついてません

 

車検の真実

「車検なし」この文字列で購入を躊躇う人も多いんじゃないでしょうか。

「軽自動車の車検で10万かかるって友達が嘆いてた」「乗用車乗ってる友達が車検で50万かかるから手放した」なんて話を聞いたことがある人もいることでしょう。いくらかかるかわからない上に2年に一度やってくる謎の点検、車検。では車検とはなにをやるものなのか。

簡単に言うと、一般的な車検こと自動車継続検査とは自動車が公道を走る上での最低限のラインを満たしているかを確認する検査のことです。

気になる検査費用は1000円から2000円しないぐらい*2。手続きによって異なりますが、基本は1700円か1800円のはずです。

じゃあなんで何万もみんなかかってるの?ってなるわけですがその理由は以下3つ。

理由1:税金を含めた勘定

ディーラーや自動車整備工場など車検を代行してくれるところに依頼すると請求される車検費用には各種税金も含まれているというのがあります。

 2年契約の自賠責保険の更新と自動車重量の納付までやってくれるわけですね。自賠責保険は2年で2万5000円ほど、重量税は車両の重さと年式によって変動しますが4万円から7万円ほどです。軽自動車なら自賠責保険と重量税両方でも間違いなく5万円程度に収まります。

理由2:整備費用

 年式が古かったり距離走ったりしてるとどうしても自動車はガタが来るので、直さないといけない部品・直した方がいい部品というのが出てきます。業者に頼むと車検前に法定24か月点検をやってくれるためこれらの交換や取り付け費用などがかかります。こればっかりは整備にださないとわかりません。

理由3:手数料

車検のための書類を代筆してもらったり、自動車を車検場まで持っていってもらったりなど各種手続きをお願いするわけですから人件費が当然かかります。これが割りに高い。なんか1万から5万とかするらしい。

 

そんなわけで2年に1度の車検費用は跳ね上がるわけですね。

これを安くする方法にユーザー車検というのがあります。少し触れますが詳しくは調べてみてね。

 

閑話休題ユーザー車検

今回私がやったわけではないですが、ユーザー車検の仕組みは至極単純で、車検場に行き手続きして検査通ればそれでオッケーだという話。要は業者さんにお願いする部分を自分でやっちゃうわけですね。費用は検査費用の2000円弱と各種税金類なので、かかる費用を最安に抑えることができます。もし通らなくても車検場の近くにテスター業者がいるのでそこで4,5000円出せば各種調整をして車検通るようにしてもらえるらしい。やすあがりー。

24か月点検に関しても自分でやればいいしね。

 

予備検済み車検切れの車を買うということ

今回購入した車は予備検付き(済み)でした。これが示すのは、「自動車継続検査と同等の検査設備において合格している」ということで、証明書も発行されます。この状態の中古車の場合、乗り出すために必要な手続きは名義変更ではなく中古車新規登録となるため販売側のめんどくささが多少軽減されます。

要するに、陸運局行って税金とか払って手続きすれば乗れるよってことですね。整備が完璧なわけじゃないですけど。

これらの手続きも当然代行をお願いできますが、当然自分でもできます。

車検証が無くても予備検査証があれば自賠責保険を契約できます。自賠責保険に加入さえしていれば車の一時的な運搬に利用するためのナンバーである仮ナンバーを市役所で発行してもらうことができます*3。新規登録する車に仮ナンバーを付けて陸運局に行って書類書けば無事ナンバーが取得できるって寸法です!

 

注意としては、正式なナンバープレートもらうまで(おそらく)いかなる任意保険への加入はできないので他車を巻き込んだ事故を起こすとヤバいってことです。自賠責保険は強制保険ですが対応できるのは人身への賠償のみなので、物に対しては自腹を切らなければなりません。極端な話、任意保険に入っていない状態でベンツのSクラスだとかポルシェだとか高級車にぶつかっちゃうとウン百万円の修理費用を自分の財布から出すはめになるし、乗用車だとしても数万から数十万の修理費用を払うことになるという話です。人にぶつかったとしても自賠責でカバーできる額はたかが知れてるので相手が大けがしちゃうと何千万とかの借金になります。くれぐれも安全運転でいきましょう。リスクを考えると代行業者に丸投げが一番いいです。

 

ちなみに今回各種手続きにかかったのは税金含めて8万円ほどなのでトータルで結局18万円ほどかかってますね。安いんだけど車って高いや。

 

購入から事故まで

保険について

ナンバーもらったらまずは親と任意保険について相談しました。この車、Rの方とノーマルとが同じ型番なんですが、パワフルなRで無茶な走り方して事故る人間が多かったとかで料率が高く、任意保険は車両保険抜いて安くても年間で9万とかでした。車両保険はそもそもつけられない会社も多かったのですが、見積もり見る感じ年間15万とか20万になりましたね。

当然車両保険無しのプランで契約、保険料は親が一部負担してくれることになりました。ランニングコストの試算はしていましたが正直大学生で車持つ際に保険まで自己負担すると破滅しかねません。親に感謝です。

任意保険あれこれ

任意保険を安くするにはいろいろな方法があると思いますが、オーソドックスなのは親の等級を引き継ぐことでしょう。自動車保険は6等級スタートで、1年間無事故なら1等級アップするというのを繰り返して最大20等級まで上がります。等級が上がれば上がるほど保険料金が割引されるというシステムですがこの等級、条件はありますがあげたりもらったりということが可能です。親から子に渡す場合は同居である必要があるんですが、審査がガバガバな保険会社だと別居でも渡せるらしい。

イカーのある生活

 車持ってからしばらくは楽しくて仕方がないので、ひとりで筑波山とか朝日峠とかいって走ったり夜中適当に車走らせたりしました!そらもう楽しい!!スピードの出方もいい感じ!!!気分は頭文字Dの世界!!!!イニD見たことないけど!!!!!

買い物だって車で行っちゃいます。ちょっと遠いスーパーでも行くの楽だしたくさん買っても荷物を載せることが可能です。アウトレットなんかも行きましたね。

 あとはスピーカーを交換したり、ラバースプレーでボンネットを自分で塗装したり、ヘッドライトを磨いてピカピカにしたり、オイル交換行ったり、オーディオをどうにかこうにかしてBluetooth化したり...

乗り始めて1ヵ月で結構やりました。DIY大好き人間なので、ググって情報集めていろいろやってたんですよね。お金と時間があるタイミングで全体的な塗装なんかもやってみたかったんですけどね。

別れは突然です。

 

事故から廃車まで

事故当日

その日は所属サークルで紅葉狩りに行くことになっていて、私は車を出すことになっていました。強制とかではなく自発的な提供です。運転するの好きだからどうせなら自分の車で長距離ドライブしたかったし高速でスピード出したかったしってのがありました。

事前にルートの下見はしたのですが、時間や直前の目的地変更の都合で当日のルートが変更に。でもこんなの大した変更ではありませんし、気にも留めませんでした。だって優秀なスマホナビあるし。

 

最初の目的地に向かうために通ったことのない片側2車線の道を走っていたとき、第2車線を走行していて交差点にさしかかります。右折が可能な車線なのもあって前方が少し詰まっているので減速し、前の車にそろそろ追いつきそう...。そんなときにふと左隣の第1車線を見ると前方に車もなく空いています。ウインカーを出し、左ミラーを確認して車線変更をしようとしたその瞬間にドンッ!と車の左側になにかがぶつかったような衝撃。そしてすぐ後に右前方からの衝撃と何かが割れるような音。顔を上げると白い車がもう一つ先の信号で左折するのが見えました。

ハンドルを動かそうにもロックがかかっているのか動かせません。エアバッグこそでていませんがエンジンも止まっていてかかりません。車から出ると運転席側前方のヘッドライトとバンパーは割れ、ボンネットもくの字に曲がっているのが確認できました。状況を整理するに、後方から来ていた自動車に気づかず接触し、ハンドルを右に切ってしまったため前方の車にそのまま突っ込んだようです。

すぐさま110番し、事故処理が始まりました。車が動かないのでレッカー依頼や保険会社との連絡、相手方との連絡先交換などを済ませると2時間ほどが経っていました。

サークルの他のメンバーとはその後どうにか合流しましたが、私のせいで同乗していた他の3人は2時間足止めを食ったことになります。現場での事故処理がひと段落してからは相手方への賠償、壊れた自分の車の修理費用、同乗者への申し訳なさ、様々な後悔などいろいろなことが頭に残り、自分でもわけがわかりませんでした。

 

事故翌日から廃車まで

事故の翌日から様々な手続きが始まります。保険会社との電話でのやりとり、レッカーした車の今後の移動先などの決定、送付書類の書き込みなどです。

まずはレッカー移動後に管理されている自分の車をどうするか決めなければなりません。警察が呼んだレッカー会社なのもあり、「移動から3日までは無料で保管し、それ以降は1日2000円の保管料をもらう」というようになっていたため、移動先などを考える必要があります。警察や保険会社の方には、「懇意にしている整備工場があればそこに持っていって考えるのが無難」とはいわれたものの、買って1ヵ月程度じゃそんなものありません。とりあえず家の近くまで移動させることを考えましたが、事故発生場所がつくばから100㎞ほどの場所であるため保険だけでは費用的に移動できないとのこと。レッカーした会社が修理も行っているため修理見積を出してもらい、その結果をもとに考えることにしました。

告げられた修理見積は60万円ほど。買った値段の3倍の修理費用を出せるほどのお金なんてないし、あっても出そうと思うような価値観では生きていません。この時点でインテグラを廃車にすることが私の中で決まり、その旨をレッカー会社に伝えました。

 

そして廃車手続きへ

廃車手続きをレッカー会社の方に依頼することは可能だったのですが、書類作成と申請の手数料として1万5000円程度かかるという風に言われたため自分でやることにしました。

事故から4日後には、インテグラに載せたままの各種荷物を引き上げるためにレッカー会社の方に向かいました。4日見なかっただけですが、久しぶりにみたかのような気持ちとぼろぼろの前面の様子とで何とも言えない感情がこみあげました。荷物を引き上げたら解体処分の依頼と捺印をし、車についていたナンバープレートを受け取れば手続き完了です。解体が終了すると書類が発行されるようでしたが、解体状況自体はリサイクル券の番号から参照可能というのを家に戻ってから知りました。

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破損部分写真
廃車手続きについて

廃車というのは2種類あります。1つは一時抹消登録。これは、しばらく自動車に乗らない人が自動車税がかからないようにする際にも用いられる手続きで、ナンバープレートを返却することで、自動車に乗らないという申告をするものです。年度途中で一時抹消登録をした場合は、残った分の自動車税が還付されるほか、一時抹消の証明書を持って自賠責会社を契約した保険会社に行くことで自賠責保険も残りの分が月割りで返金されます。一時抹消の場合、抹消している期間中は自動車税の対象とはならないため税金対策になりますし、再び乗る際には改めて車検を通すことで再びナンバープレートを取り付けて公道を走らせることが可能です。なお、解体されていると一時抹消登録はできません。

もう1つは永久抹消登録というもので、こちらは再登録ができないようにする手続きです。自動車の解体が完了している場合にこの手続きを進めることができ、自動車税自賠責保険に加えて、自動車重量税も月割りで還付されます。自動車の解体が終了する前に一時抹消登録をし、解体終了後に永久抹消することで最終的に手元に戻ってくる金額を増やせることもあると思います。

今回の廃車は、解体まで依頼しているため2番目の永久抹消手続きをしたほうがメリットがありますが、月末になっても解体完了の連絡が来ていなかったためとりあえず一時抹消から行う予定でした。しかし、手続きを進めたところ、ネット上での進捗的には解体完了の一歩手前だが陸運局で参照できるデータ上は解体完了となっているという状況だったみたいで、1日で永久抹消まで終わらせることができました。手続きにかかる時間は日によって異なるとは思いますがだいたい1時間から1時間半程度です。

手続き自体はどちらもそこまで難しくなく、陸運局に行けば見本があったり、聞けば教えてくれたりするので自分でもできると思います。

 

廃車代行業者利用のすすめ

今回は事故による廃車で時間的猶予がなかったため自分で手続きをしましたが、壊れているが動きはする車や、長期間放置できる場所に置いてある車を廃車にする場合、廃車代行業者を使うのがおすすめです。車検に関しては業者を通すとお金がかかりますが、廃車は業者を通すと逆にお金がもらえる場合があります。

複数社で見積もりをしましたが、ほとんどの業者が不動車である私の車に対して

の条件を提示してくれた上に、廃〇王という会社に至っては「お気持ち程度ですが...」と5000円で買い取ってくれるとの提案までしてくれました。もし動く車であればもっと買い取り額がつく可能性もありますね。ただ、どの会社も時期の都合上スケジュール的に引き取りに2週間から3週間かかってしまうと言われたので今回は使いませんでした。保管費用に1日2000円かかることを考えると手数料払ってレッカー会社に廃車依頼した方が安くつく計算になるし、それなら自分でやったほうが最終的に手元に残るお金が多いのが明白だったためです。

 

 事故を通して学んだこと

今回の事故を通して、まずは任意保険の重要さが身に染みてわかりました。ぶつかってしまった相手への賠償はもちろんのこと、私の車のレッカー費用や同乗者の病院診察費用などが保険会社から支払われていますし、示談交渉や支払い手続きを代行してくれています。事故を起こしてしまった際にこれらをすべて一人でやるのは困難だと思います。

次に感じたのはドライブレコーダーの重要性。結局今のところ私の車と最初に接触した車は見つかっていません。当て逃げされている状態ですが、ナンバーが分からないなど情報が少なすぎるのが原因なのか警察の方もあまり探しているようには見えませんでした。過失割合は過去の例を見るに7:3あるいは6:4で私に非があるようですが、もし相手がいればそれだけで各種費用捻出の可能性が生まれたことを思うと残念というのが1番にくるのと、単純に自動車を所持し運転するうえで起こしてしまった事故に対して責任を負わない人間がいるというのに腹が立ちました。ドラレコを設置することによって目の前で起こった事故の原因解明などにつながるパターンもあることから、自動車を所持している人には一刻も早いドライブレコーダーの設置をおすすめします。事故はいつ起こるかわかりません。その時に自分にとって有利な情報を残すためにもはやい段階で設置するべきだと強く感じます。

 

最後に

インテグラ、初めての自分の車で初めてのVTECでとてもいい車でした。いつかはTYPE Rにも乗ってみたくなったし、クーペという形状の車やホンダの他の車にも興味を持つきっかけにもなった思い出の車になりそうです。まともに中古車会社から買おうとするとノーマルグレードでも諸費用込みで30万円ほど、TYPE Rなんて60万円から100万円を超えるものばかりという車なので次どのタイミングで乗ることができるかは定かではないですが、必ずまた乗りたいと思います。

今回でクーペの良さを感じましたが、人を乗せるならステーションワゴンレガシィだったりカルディナなんかも楽しそうだし、セダンはゼロクラウンとかならギリ買えそうだし、インテグラの燃費がリッター9kmとかでお財布事情に厳しかったのを考えると学生は素直に軽かもうちょっと燃費がいいコンパクトカーがいいような気もします。自動車はそれぞれにそれぞれの面白さがあって、見ていて飽きません。次に買う車は気の済むまで乗り続けたいですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

次はどんな車を買おうかな。

 

 

 

*1:世の中には走行距離のメーターを弄って低走行に見せかけて販売するところもあるらしい

*2:検査・登録手数料 | 車検と自動車の各種手続き

*3:実はナンバーを付けていない自動車は公道を走ることはできないのですが、仮ナンバーをつければ期間限定で公道を走れるようになります